2014年11月21日金曜日

ニンジン作戦

鹿児島の高校が有名大学に合格すると100万円プレゼントするという記事が取り上げられている。
このニンジンさ作戦はネガティブな反応を受けていますが、そうでしょうか?

私の子供の頃を思い出した。

鹿児島出身の父は兵庫にでてきたが、近くに兄弟(私のおじさん)3人が集まって住んでいた。
近くに住む親せきが集まって、公式に1年に2回盛大に宴会をやっていました。
その時には、子供がそれぞれ特技を披露したり、我々子供の通知表の発表とキャリアについてみんなで話すことをやっていました。 
成績の基準があって、がんばったら、表彰してもらえて、お小遣いがもらえることになっていました。
私は比較的成績がよかったので、たくさんお小遣いをもらえていました。

よかった点をあげると

親せき皆が私のことを気にしてくれているという実感が得られ、色々有益な話が聞ける機会がもてたこと。
小さい時からマネーマネジメントが経験できたこと。お金をどううまく使うかはいまだに難しいですが、無駄なことに使わず、できるだけ将来のために使うことを両親とともに経験できたことはよかったと思います。
有名大学に入ることができたこと。一旦、いい成績をとり褒められると、もっと褒められたくなります。お金の問題よりもプライドの方がモチベーションに効くように思います。

悪い点をあげると

成績のよくない兄弟やいとことなんとなくギクシャクしかねないこと。ただ、特技の発表をしていたので、成績は良くないけど、ピアノがうまいとか、運動神経がいいとかいい面がわかったので緩和されましたが。


私が思う結論
このシステムを通じて、教師、家庭での会話が増えると有効に働くように思います。
少なくとも、私はおじさんたちが作り上げたこの仕組みがなければ今と全く違った人生になっていたように思います。
また、大人になって経験する、努力とお金の関係を知ること、みずからの欲求を自制しながら、お金をどう使うかを学ぶことを小さいころに経験することは有益だったと思います。

ただし、子供の頃って、大人ほどお金に価値を見出していないと思います。お金の額よりも褒めてあげることが重要だと思います。 一度に100万円は大きすぎるかもしれません。


2014年11月14日金曜日

コンバージェンス(融合)の重要性

コンバージェンスという本を読んだ。
レイザーフィッシュという日本では電通と合弁を組んでいるマーケティング会社の人が書いている。

企業はアジャイルに動く必要があり、テクノロジーとメディアとクリエーティブが融合することが大切だという本だ。ウェブ制作の人材を探していた時にテクノロジーとクリエーティブの両方ができる人を探していたが、難しかったのを思い出す。
本当にこの本の言っている通り、テクノロジーの革新、社会システムの革新が起きているいまこそコンバージェンスが力を発揮する時代だと思う。

経営コンサル業界においても、ビジネスとテクノロジーとクリエーティブの融合が重要だと思う。私の1月から始めるプロフェッショナルプラットフォーム事業にはクリエーティブの方が足りないなと思いなおしました。 センスのない私にはクリエーティブの方とはあまり接触がなかったが、これを機会に自分のセンスも磨かなきゃと思いました。

テクノロジーも自動運転がすぐ目の前だし、グーグル、FB、アマゾンのテクノロジーによる戦いもすさまじいし、勉強しなくちゃいけないなと思いました。

ここ2年くらいはテクノロジーとデザインの勉強をやって幅をひろげたい。

2014年11月4日火曜日

Tyler Cowen 「大格差(Average is over)」

ジョージメイソン大学の教授のコーエンの久々の新著「大格差」を読みました。
格差論には労働に対する報酬は新興国のそれに近くなるといったものが多いですが、ここではテクノロジーを切り口に明確に語っています。

テクノロジーも古くなると知識が蓄積されるために、習得するのに時間がかかる。そのため、数学や物理などのノーベル賞受賞者は高年齢の方になる。そのため、GOOGLEやFBのように新しい領域にチャレンジすると習得期間が短く、早く成長できる。だから、格差の上の方になりたい場合は、一生懸命新しい領域を探せばいい。 

ちなみに、科学分野においては、今回の青色発光ダイオードのように、たとえば、相対性理論や量子論のように宇宙の考え方を変えるような、大胆なものでなく、とても実用的なものが多くなる。といっている。

もう一つは「マネジャー」の重要性だ。領域が古くなり、知識の集積が行われると細分化し、全体像を把握できる人がいなくなる。大雑把に全体を俯瞰できる「マネジャータイプ」はそこそこ上位になれる。という。大型SIのプログラムマネジャーが高い報酬を得ているのもこのタイプだ。

その他が貧しい層になるということだが、フリーで楽しめるものがどんどん増え、低コストで生活できるようになる。そうすると、さらに生活の中で、住宅コストの占める割合が増加し、貧しい層は低コストで住める場所に引っ越す。これはアメリカで実際起こっていて、テキサスの人口は増えているようだ。 また、貧困になると治安の悪化が心配されるが、これは色々な論文があるが、高齢化社会においては、貧困化しても治安がそれほど悪くならないという。 ということで、低収入であっても、それなりの生活が送れるというのはほっとするところだ。


以上が、この本のポイントだと思う。
私がこの本から最も勉強になったところは、これからは機械・テクノロジーを使いこなせる人が成功するということだ。
日本の40代以上のテクノロジーの浸透はあまりに低い。私はなぜ日本の著名な経営者が海外の動向が理解できていないかの理由が明確でなかったが、それは、テクノロジー音痴であることが主因だとわかった。
これは、日本企業がなかなかグローバルで勝てなくなったことも同じ理由だと思う。

私自身もテクノロジー音痴の部類だろうと思う。 私自身もっと新しいテクノロジーを勉強して使いこなせるようになることを目標にしたいと思う。
また、私の会社のサービスにも主に40代以上の人にテクノロジーのコマンダー(使い手)になれるトレーニングを開発して入れたいなと思う。

テクノロジーは重要だ。。。


2014年9月23日火曜日

ファースト・ワン・マイル

ハーバードビジネスレビューの記事を見ているとFirst One Mileという言葉があった。

通信回線の最後、家庭までの距離をLast one mileというが、これは最後がとても大変であり、最後がないと今までの苦労が無になってしまいます。
新事業の場合はFirst One Mileがとても大変だという意味だろう。初めに1件でも、1円でも仕事をとることが難しい。そのために並々ならぬ実行力が必要になります。First One Mileでスケールアップ可能なビジネスにできることをチェックしておく必要があります。

私の新規事業として、全く門外漢の2事業を始めました。
1つはウェブデザイン・制作・保守の事業ですが、会社の経営資源をここに集中したことで、これは何とかFirst one mileは達成できたと思います。我々の品質対投資がクライアントに認められ、継続が増えたり案件が大型化したことでサステナブルグロースの軌道にのったように見えます。 一方、案件の大型化や顧客数の増加に伴い、品質の問題が初めて1件出ました。
これはもともともクライアントのソースコードに由来するものではありますが、それをプロジェクト開始すぐに見抜き、クライアントに報告しなかったことなどこちらの問題点も多いです。また、契約書の問題も浮かび上がり、まだまだ整備すべきことが見えてきました。
案件の大型化に伴い、しっかりしたSEの方を社員としてお迎えすることになり、デリバリー力を強化しました。

2つめは賃貸コンシェルジュハウス(CCH)ですが、低位安定が続き、まだまだFirst One Mileの真っ只中です。全ての取引を「ものや機能の取引」から「人との絆」の取引に変えようと高い目標をもってサイト運営をしています。一旦、会員登録してくれたら、成約率が非常に高いので、会員の満足度は高いと推定できます。
しかし、会員になるまでの魅力・価値訴求があまりに弱いのでしょう。色々とテクニカルな改善策を打ってきたのですが、効果がありません。本質的なことに手をつけないとどうしようもないと判断しました。顧客ターゲットもあいまいであり、顧客価値も実際の人気コンシェルジュを見ると「イケメン、美女」なので、提供価値も十分発揮できていないということだと思います。
それなりに売り上げがあるのに、なぜFirst One Mileに達していないかというと、サステナブルでないからです。 1成約に必要な集客等のコストが5万円かかるのに対し、得られる収益はいろいろ集めて3万円程度なので、広告宣伝投資をして会員を増やしても損が積み増される構造になっているからです。

「部屋生活」というメディアを立ち上げて、賃貸コンシェルジュハウスへの流入を狙っています。部屋生活の記事は私がみてもとても面白いものに仕上がっていて、集客力がついてきています。ただ、なかなか、CCHへの流入がうまくいきません。
思い切った顧客セグメントの絞り込み、このサイトにしかないサービスの提供、ターゲットに住んでほしい「お得物件」情報の提供、コンシェルジュのプロフィールを充実してお客さんに選んでもらいやすくすることを考えています。 はやくFirst One Mileを抜け出したいです。

来年初めに、2つの事業を立ち上げようと思っています。 それらは賃貸コンシェルジュハウスの顧客セグメントと同一であり、大きくシナジーが発揮できるものだと思っています。 来年は3つの事業のFIrst one mileのクリアで忙しくなってきました。





2014年9月20日土曜日

株高でも資産は増えない

アベノミクスで110円に近い円安になり、株価が16000円を越えました。

喜ぶべきでしょうか?

もっとも流通量の多い通貨のドルで資産の変化を考えてみると喜んでいられません。

この現象は、ちょうざっくりいうと、この1か月で10%弱円が安くなり、株価が10%強上がった。株価はドルベースでみるとほとんど変化がありません。

日本円の資産は10%下落していますので、ドルベースでいえば、たとえ富裕層であっても、株や土地でトントン、円で持っている定期預金、国債やキャッシュは10%減っていることになります。

庶民層はほぼすべての資産を円の定期預金などで持っているでしょうから、10%程度貧しくなったことになります。

企業もドルでみると、売り上げはほとんど変わっていないが、円安により日本でのコスト(人件費などの)が安くなるため、利益がでていることになります。 まずは、労働者のしわ寄せ分だけ利益が出ているように見えるだけです。

短期的には庶民層は大打撃、富裕層は少し打撃を受けた人、ちょっと儲かった人がいる感じだと思います。


いいこともあります

よく言われるように、円の価値が下がれば、莫大な借金の価値が減ります。1000兆円の借金が10%減価したわけですから、この1か月の円安で100兆円分の借金が減ったことになります。

個人でも円で借金をしている人は借金が減っています。

円安≒インフレ期待があれば借金をしなきゃ損みたいな感覚になり、消費も投資も活発化します。何を買おうかなとかどこに投資しようかなとか考えるようになるのでお金の流れが活発化する可能性を提供します。
現在の消費行動をみていると、財布のひもは緩めないので消費が貧しくなるだけですが。。。

ただ、このようにリスキーだけど、焦らせないと景気が動かないのは確かです。
カオスの淵というのがありますが、いい方、悪い方にどちらでもいく可能性があるという状況だと思います。


いい消費、いい投資、いい仕事を人々が選択するか、政府がいい公共投資や補助金を使えば、いい方向に転がる可能性が見えているように思います。 反対方向にいかないように、焦らずに、然りと見極めお金を使うことを気を付けたいなと思います。

2014年9月15日月曜日

マクドナルドの業績悪化に思う

マクドナルドの業績悪化が止まらない。

中国の鶏肉問題の影響といわれているが本当にそうだろうか?
本当はマクドナルドの動物や植物に対する取扱い、おいいしいが体に悪い調味料、保存料など、彼らの美しいビジョンとは異なった、ビジネスのやり方に対し、消費者がNoを突き付けているように思う。

一方、モスバーガーは業績が好調だ。 原価率が高いし、調理も非効率な部分があるのであまり利益率は高くないが、がんばっている。

投資家の視点からみると、マクドナルドは原価率も低く、グローバルに調達しているし、業務も標準化・機械化できているので、(消費者に受け入れられれば)潜在成長力が高い。一方、モスバーガーは原材料や人件費の影響を受けやすいし、調達先も厳選しているので、成長力が弱いように思える。 今はどちらがいいかわからない。

しかし、いよいよ本格的に先進国の人たちの価値観が変わりつつあるなと最近特に感じている。
環境負荷と価格・利便性の価値の置き方が逆転しつつあるように思う。

そろそろ環境負荷の高い企業はビジネスモデルを変えるべきだろう。ただし、たとえ、マクドナルドであっても、現状の効率的オペレーションを生かしていけば、他社よりずっと有利に勝負できるだろうに、もったいない。

2014年8月9日土曜日

デジタルマーケはもっと経営者が関与すべき

デジタルマーケティングって若い人の専売特許みたいなイメージがあって、伝統的な企業は特に、真剣に入り込んでいる経営者ってとても少ないように思います。とてももったいない。

昔、ITも「専門家」のみにゆだねられていました。M&Aも同様。ITはテクノロジーのターミノロジーで、M&Aはファインシャルなターミノロジーで煙にまき、経営者にわからなくしてきました。
しかし、依然一部の会社ですが、それらの会社において大きく経営をドライブするものに変わってきました。

デジタルマーケティングもSEOやリスティングやアフィリエートなどの最適化など細かな議論が幅広く行われているが、そのようにしていると経営者に届かないし、経営のインパクトは大きくならない。

デジタルマーケはほとんどの業界でリアルと同等かそれ以上にインパクトを持つはずだです。経営者に経営とデジタルマーケがどう結びつくのかをしっかり説明する必要があるでしょう。

私のような今は小さなネットビジネスをやっていると、当然広告投資は限られます。

1つは、あいまいなキーワードはやらないのと一緒
2つは、キーワードと戦略フォーカス(例えば、顧客セグメントや事業領域)が一致する必要がある。

もう一つ別の視点では、ソーシャルメディアが大きな力を持つと投資の仕方が異なることも留意すべきポイントだと思います。
多くの業界では「集客コスト」を多大にかけ、顧客価値が割を食っています。しかし、私は「顧客価値」に多大なコスト(投資)をかけ、そうすれば集客が自動的に増大する。という社会だと思います。

上記を社員に徹底して、新しく事業が生まれ変わるように進化したいと思います。
仕事が増え、中々自社のサイト更新に力がシフトできませんが、新年には皆さんにとても便利なサービスを提供できるかと思っています。

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新会社設立準備キックオフを行いました

昨日、コンサルティングのプラットフォームを運営する新会社設立準備キックオフを行いました。

私が信頼している方々に参加いたいただけに、とても有意義なディスカッションができました。
まず、私から事業構想の全体像をお話して、その後ディスカッションを行うという感じで進めました。
途中で、ワールドカップをお金の切り口から勝敗を分析したという興味深いプレゼンも聞け、とても面白かったです。 この分析はもっとみんなに見ていただきたいなと思いました。

皆さんとても忙しいので、今後は月1回程度のミーティングとメールベースで進めていくことにしました。
これでは、来年1月立ち上げは到底間に合わないので、少し、若手(20代後半から30代くらい)の方を経営幹部として探して、企画を作っていき、今日、参加していただいた方々にアドバイスをもらう形で進めていきたいなと思っています。

また、立ち上げ時にサイトで売り出したいコンサルタント(これは若い人からシニアな人まで)もこれからリストアップしたいと思っています。対象は経営コンサル、業務コンサル、システムコンサルを考えています。

もし、現在独立してコンサルティングしていらっしゃる方、中小のコンサルティング会社を経営されたりお勤めされている方等で興味のある方は以下にご連絡ください。
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2014年7月30日水曜日

線維筋痛症からの回復

私は5年くらい前に線維筋痛症と診断され、全身が痛くて眠れない、椅子から立ち上がるときの恐怖-特に、講演とかで名前を呼ばれ壇上に行くときに、うまく立てるか不安でたまらなかった、横断歩道が青の間にわたり切れるか不安、体が曲がらず、タクシーに乗るときに頭が引っかかってのれない、というようなひどい状況になっていました。

前職のみんなに気づかれないようにしようと余計に緊張したりしていました。ただ、みんな優しいから気づかないふりをしてくれてただけで、先週、前職の懐かしいメンバーと会ったときに、元気になってよかったねと言ってくれました。ということは多くの人は気づいていた。

繊維筋痛症って、不治の病といわれていますが、そんなことはないなと思いました。自己免疫症状のアトピーなどのアレルギーと同じで、基本、血流が悪くなって起こる病気だと思います。筋肉に痛みからの緊張で更に、血液が回らず、筋肉が硬化し、痛くなるという悪循環を繰り返すのが原因のようです。

そこで、私は鍼に通って電気を流し、無理やり、電気的に全身の筋肉を動かすことで、日々悪化する状態から、悪い状態で維持できるようになりました。いわゆる「底を打った状況」です。これに1年程度かかりました。そこから、2年続けましたが、ほんの少し改善したのですが、基本それ以上はよくなりませんでした。

1年半前から半年前まで、すすめられたマッサージにいくようになりました。1回3時間程度の全身マッサージで、関節の可動域を広げてくれたおかげで、大分動くように、なりました。ただ、痛みは緩んだものの、すぐに悪化するような恐怖に常に不安を感じていました。

今年の4月から鍼もマッサージもやめて、毎日(日曜以外)スポーツクラブに行き、リハビリしようと思い今も続けています。軽い筋トレとジョギングをやっています。いつも無理をして体を痛めて長続きしないので、ゆっくりやるようにしました。 ジョギングも4月はなんと時速6キロからスターとしました。毎日続けるとやはり効果はあり、3か月たった時には時速10キロ程度で走れるようになりました。まだまだ、全盛期には程遠いですが、廊下で近いうちに歩けなくなると医者に言われた状況からは夢のようです。

心も明るくなってきました。 初めて社会人になった時のようなフレッシュな気分でやる気があふれてきました。 体って重要ですね。 私のような失敗を繰り返さないように、若い人には忙しくてもぜひ時間をとって運動してほしいな。

2014年7月24日木曜日

どのようにすれば会社で女性に活躍してもらうか?

内閣で「女性枠」が設定され、それが「逆差別」だと不満が出ているというニュースを見ました。安倍内閣は正しいことをやっているというのが結論です。

私は10年くらい前、前職の経営戦略コンサルサービスを行う部署の責任者になったとき、全体150名で女性が2人という組織でした。女性は2割程度入りますが、2-3年でみんなやめてしまっていました。その時は全体の離職率でも30-40%(1年間のうちに100人のうち30人-40人辞める)という大変な状態になっていました

私はその時に「女性を増やす」というのが組織変革の大きな切り口になると思いました。
なぜかといいますと、
退職者の多い一つの原因は長時間労働です。その根本原因はコンサルタントに「創造性」が不足していること。その結果、価値ある・面白い提案ができず、「優秀賞」でなく、「努力賞」でお客さんに我慢してもらうようになっています。すると、そこには長時間労働地獄が待っています。
女性は男性に比べて多面的に物事を見るので、感性に基づく仮説が面白い場合が多いと感じていました。ですので、創造性の向上・長時間労働の課題解決のために必要だとおもったことです

2つめは、組織内に不信感が蔓延していたこと。ここで、私が行ったことは、我々の最も大切な価値観としてクライアント・社内に「愛」を持つこと。あと、女性はいつでも楽しむという発想があるので、女性がいると場が和む。それが証拠にプロジェクトに女性に入ってもらうと、雰囲気が上がり、プロジェクトルームもきれいになります。(個人差もありますが。)

女性を増やすにどうすればいいか?よくわからず、ちょうとその時、グローバルのアクセンチュアの社外取締役にJPMorganの女性CFOがいたので、アメリカまで行って、秘訣を聞いてきました。答えは「徹底的なAffirmative Actionをとれ!」ということでした。

女性のパートナーの比率、マネジャーの比率を、新卒の女性比率の目標を設定し、「枠」として厳守しました。パートナー仲間の6割程度は反対でした。実力主義でないということで。。。
ただ、それへの論拠として2つ準備しました。
1つは、構造的な問題。 その時点で男性しかいないので、女性は男性の価値観で評価される。そのため、女性の本当の良さがわからず、結果、低い評価となってしまうこと。
2つめは、実証すること。私は男性が「できない」と言っている女性だけでプロジェクトを編成してみました。クライアントからは絶賛されました。私はプロジェクト成果をパートナーミーティングでシェアし、素晴らしさを説明しました。

昇進の問題は上記で解決できたのですが、当時、せっかく増加した女性のほとんどの評価がボトムにいるので、女性は自信喪失していました。まず、評価基準を変えたのですが、あまり目に見えた効果がありませんでした。そこで、「男女別評価」を採用しました。これは男だけで相対評価、女性だけで相対評価。ですから、分布は男女同じになります。 これは世界でも例がなく、社内でも猛烈な反対に会いました。 
1年だけ男女別評価をやりました。 2年目はそうしなくても、男女の評価分布の差がほとんどなくなりました。 評価基準の変更と男女別評価を同時にやったことがよかったのだろうなと思います。男女別評価で無理やり女性の良さを納得しなくてはいけない。それにより、評価基準を真剣に理解するようになったという好循環が出たのだと思います。

日本は韓国と同様、女性の活躍度が低い。ぜひ大胆な金融緩和に続き、大胆なAffirmative Actionをとってほしい。 安倍さんって組織の動かし方がわかっているので、すごいと思います。ただ、原発再稼働とか集団的自衛権とかそれだけに、うまく通してしまうのが危険を感じますが。。。



2014年7月21日月曜日

「裏返しの蝉」は元気に飛んでいった

今日、ジムに自転車で行っていたら、歩道に蝉が裏返しになっていた。
自転車を降りて表にしてあげたら、元気に飛んでいった。

岡山の少女誘拐事件の容疑者は親からも誰からも褒められたことがなかった。
蝉でいうと裏返しの状態だ。誰かが表に向けてあげたらどうなったかわからない。
彼の文章を見ているととても論理的で、誘拐は決して良くないが、一生懸命彼女のために買い物をしてあげたりしているのをみているともし、誰かが表を向けてくれていれば、とても頭のよい、優しく人であったのではないかと思う。

私も小学校低学年の時にひどくいじめられ、しょっちゅう階段から落とされ、脳の検査を頻繁にしていた。担任の先生からもいじめられ、「西村とは口をきくな」という指令が全生徒に下され、私は一人ぼっちだった。
その時、両親が学校にいかなくても、塾で勉強がカバーでき、習い事で同年代のコミュニティに入る努力をしてくれた。 また、近所の先輩の井口さんが私に縄跳びや野球を教えてくれた。
また、中学校のスペインのバスク出身のオチョア先生にとても優しくしてもらった。

小さい時の私に救いの手を差し伸べてくれる方がいなかったら、私の人生どうなっていたかわからない。

振り返ってみると私たちの世代までは、学校や職場というコミュニティのほかに、地域コミュニティが強く、勉強やスポーツ、就職の相談できる人が周りにいっぱいいた。 今の若い人は地域コミュニティは薄れ、守ってくれる人が少ないように思う。

私は前安倍政権の時に、「美しい国」を創ろうというビジョンがあったので期待していた。しかし、現安倍政権は戦争、原発、貧富の格差拡大による治安の悪化へと進んでいて、「醜い国」へと向かっているように思う。せっかく、数千年の歴史が築き上げた「美しい国」日本でさえも、崩れるときは早いはずだ。

私は、コミュニティのメンバーがしっかりと面倒を見合えれば、豊かで美しく愛に満ちた国が作れると思う。 そういう意味で美しい国を安倍さんには作ってほしい。 高齢化社会にマッチョな活動(戦争、原発、貧富の差拡大等)は似合わない。 世界の最高齢国であり、最も歴史文化に富む国として、他国に教えてあげる立場に立ちたい。

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2014年7月19日土曜日

キャリアとしてのコンサルタント②-いつやめるべきか?

「マネジャー前にやめた方がいいでしょうか?」という質問をいくつかいただいた。

前投稿でリサーチ力、分析力、ドキュメンテーション能力という基礎スキルで勝負したい場合はやめた方がいいと申し上げました。

しかし、本来、マネジャーというのは本来、営業、契約、プロジェクト提案・報告をより価値の高いものにするValue Creation、プロジェクト会計・経理、人材・労務管理をやるもので、コンサルティングの事業を「経営」している感じがするし、実際「経営」経験として価値があるものだと思う。

しかも、グローバルコンサルティング企業は全ての機能において、グローバルのノウハウ・方法論が整備されており、グローバルの英知を凝縮したノウハウが実践を通じて学べます。

ですので、もし、一緒に仕事をしているマネジャーが上記の状況と実態が乖離していれば、確率論としてやめた方がいいように思います。もし、上記のような経験ができているのであれば、マネジャーを経験することはキャリアとしてとても有効だと思います。

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2014年7月18日金曜日

キャリアとしてのコンサルタント①-大手コンサルティング会社を退職後

大手コンサルティング会社を退職後、独立して豊かなキャリアを進むことができている人が少ない気がする。

3つほど原因があるように思う。

1つめは、人とのつながり。コンサルタントは本来、多くの人と仕事をする一方で、関係が希薄になりやすい。基本的にはアサインベースでのつながりだからだ。そのため、退職後、強いクライアントや元上司の関係が活用しきれない。そのために、仕事の紹介がなかったり、スキル向上ができないでいる。 昔はエンターテイメントの経費が大きく、頻繁にみんなで飲みにいっていたが、今は激減していることもこの要因を強いものにしている。

2つめは、営業力。 大手のコンサル会社にいると、パートナーが仕事をとってきたり、会社のブランドやスターコンサルの存在でとれたりする。 その結果、コンサルの営業力がつきにくい。

3つめは、経験の狭さ。 大手コンサルは大手企業を対象にするため、若手はクライアント企業の機能の一部を数年もアサインされるケースが多い。 一つのことをじっくりやることは重要なことだが、キャリアはT字型であった方がよく、「経営」全般を見る機会も必要だ。

ただ、いい点は
リサーチ力・分析力・ドキュメンテーション能力がある点だ。大手企業の企画や経営管理に転職して成功している人は多い。 これを武器にキャリアを構成するのであれば、マネジャーくらいでコンサルを退職した方がよさそうだ。

上記、3つの弱点を補うようなプラットフォームサービスを今年8月に発起人でキックオフミーティングをやり、来年1月から立ち上げたいと思っています。

皆が独立したプロでありながら、
1つは、コンサルあるいはそのスポンサー同士がそのプラットフォームを通じて、キャリアを相談できる豊かなコミュニティーが構築できるようにする。
2つめは、営業のプロを雇い、多様で豊かな仕事を獲得し、コンサルが自分の本来やりたい仕事をできるようにする。
3つめは、大手企業のコンサルだけでなく、社長業、ベンチャー企業支援、アイデアがある人は投資家を紹介するので、自分が社長でベンチャー企業の社長になる。等々「経営全般」を経験する機会が提供できる。

まずは領域を経営コンサルとSIにしようかと思っています。

もし、ご興味のある方はkaonet1963@gmail.com に連絡ください。

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2014年7月8日火曜日

運動と体

前職から3ヶ月前まで、日常の歩行が困難な状態でした。
気付かれないように、頑張ってましたが、起きている時も、寝ている時も、痛みがひどかった。横断歩道も青の間に渡りきれるか不安な6年間を送っていました。
3月後半からジムを仕事として週6日行きました。
3ヶ月経つと不思議ですが、走れるようになり、体重も池中源太ごえからもうすぐ標準体重です!
難病も頑張れば克服できるものですね。

ストレスと体

私は前職退社後、好きな仕事だけし、好きな人とだけ会っています。ただ昨日は、大人の事情で気の向かない会議にでることになりました。

その後、スポーツクラブで血圧を測ると150を越えていました。ふだんは120位なのに…
ストレスって体に強烈な影響を与えます。

ストレス程々で仕事してくださいね。
特に、前職の人。 先週、私の大好きな人が体を壊してやめちゃった。とてもショックでした。

2014年7月7日月曜日

アメリカ株式市場-バブルなき天井?

6月末で投資ファンドの役職を辞したため、市場について、あまり心配せず、書けるようになりました。 やっと自由になりました。。。

昨年末までアメリカの株に重点を置いてきましたが、今年からかなり比率を落としています。
ここまで上がったら、天井だろうなと感覚的に思い、弱気になっていました。 マーケットが強気で、今まで上昇をしているので、私の判断が間違っているのかなとも思っています。

しかし、最近、若林栄四さんが新著を出しました。彼の論点を整理すると、
・USの貧富の格差は史上最高レベル。消費の多くがお金持ちに依存しているので、一度資産上昇が止まり、低下すれば、需要が落ち込みやすく、経済的に脆弱になるのはよく知られた事実です。
・レバレッジの増加。企業業績はあまり伸びておらず、自社株買いで一株当たり利益を上げている。しかも、企業の借り入れは増えている。レバレッジもリーマンショック以前の最高水準に戻った。家計の貯蓄率も低下している。
・しかも、政府はQEをする余裕がなくなってきている。

ということで、株式市場は一株利益からしてそれほど割高でなく、そういう意味でバブルではないが、もはやストレッチできるところまでしてしまっている。経済は資産価格への依存を高め、株式市場にとって脆弱性を高めています。

というのが、彼のマクロ的な状況理解です。
あと、彼のお得意の黄金比率によるチャート解析で、もう天井だといっています。
私は理系なんでフィボナッチ数列、黄金比率などにはどうも魅せられてしまいます。

ただ、彼は1年近く前から15000ドルが天井だといっているが、もう17000ドルなので、彼はもしかしたらオオカミ少年で彼の読みが当たっているかわかりませんが、彼のロジックと結論は私の感覚にぴったりと合っている。 どうなるかわかりませんが。。。

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2014年7月3日木曜日

メッシに学ぶ-体の汗、心の汗、頭の汗

アルゼンチンのサッカー選手メッシは決めるべきところで決めてくれるのでとてもドラマチックです。
私は、サッカーに興味のないにわかサッカーファンですが、彼の試合は素人目にも面白い。

彼は動かない。解説者の話では「ゴールキーパーより動かない」こともあるという。プレーを見ていても普段は歩いているし、ディフェンスにも基本的には行かないし。

彼は勝てるところにしかいかない。彼は身長が低く、皆が集まっているところでヘディングで勝負しても勝てないので、そこに混じらない

彼は皆からもみくちゃにされる。 彼はスーパースターなのに味方選手、相手選手から可愛がられているように見える。

色々と学ぶことがあります。

日本のサッカーを見ると自分がどんなにがんばっているか、「努力」しているかをアピールしています。今日は走り足りなかったとか。。。我々ビジネスマンにも多い。こんなに働いてるんだからとか。。。

「努力賞」で許してもらう人間になるか、「優秀賞」をとる人間になるかは自分がどのレベルなのかという認識とどのレベルでいたいかという理想の差のように思います。 メッシはスーパースターだからそれでいい。でも自分は。。。と思いがちですが、まずメッシのようなマインドセットを持てるかが人生を変えるように思います。

サッカーもビジネスも投資も勝負はほんのひと時。私の尊敬するフラクタル理論のマンデンブロー教授は世の森羅万象が「基本原則の折り畳みにより複雑化して見える」ということと「確率的にものすごく小さな事象が世の大きな変化を決めている」と言っています。 1つ目は一般的なフラクタルの本、2つ目は先生が株式市場について書かれた本に詳細に説明されています。

サッカーも大体2点くらいとればいいので、1試合で実質的にはほんの数分で決着がついています。超優秀な人から見れば、その他のほとんどの時間は勝負時が出てくるのを待つ「待ち時間」に見えているように思います。

心の汗、頭の汗が大切。 なぜ(私も含め)みんなは体の汗をかき、心の汗、頭の汗をかかないのでしょうか? 

心の汗。努力していないと非難されるかもしれない、結果が出ないときのストレスは大変なものです。 ですから、これに耐える「心の汗」をかかない大きな理由だと思います。日本の選手は高い目標(W杯優勝)を公言することで心の汗をかいていましたが、努力をしない(無効なときは走らない)努力をしない勇気はなかったと思います。

頭の汗。サッカーもビジネスもそうですが、色々なアイデアを出すことはとても楽しいものです。今回の日本サッカーはゴールのアイデアはたくさん出せたように思います。 次に、「フォーカス」してこれは絶対に勝てるという絞り込まれた戦略が必要になります。ここは、悩むし、明確な成果がでない(逆にアイデアを削るので)ので、人からは見えない苦労になります。 

絞り込んだものが間違えた時には非難にさらされることにもなります。 そのような恐怖に打ち勝つ強いマインドが必要になります。

非難を和らげることも必要でそれが、「可愛さ」なんでしょうね。 メッシは小さいし、しぐさも可愛げがある。 それが彼をこのような恐怖に打ち勝つ素質を強化したことは間違いないでしょうね。まわりにも、「小さな巨人」が多くいますが、みんな愛嬌を持っています。


スイスも好きだけど、アルゼンチンが勝ってくれてよかった。また、真剣なメッシが見ることができる。。。

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2014年6月30日月曜日

大学で上京した時の思い出

私は18歳で関西から上京してきた。

ケーキを餌に勉強させられた結果、体重は86キロ、顔にメガネがめり込んでいた。
新歓合宿では不細工な男三人に選ばれ、皆からもてあそばれた。

幼稚園や小学校の時はかなり強烈ないじめられっ子、登校拒否児童であり、そのトラウマとして人見知りが激しい。

ということで、大学1年間、友達もいず、仕方ないのでドイツ語の勉強ばかりやっていた。


そんな時に、やさしく面倒見てくれるオトナがいれば大分大学生活は変わったのになと思う。

私は賃貸コンシェルジュハウスの所属コンシェルジュを増やし、心ある不動産屋の営業マンの方にこの役割をやってくれることを頼みたいと思う。
実は、不動産屋はパーティーをやったりして地域コミュニティを盛り上げている人も多い。
学生と不動産屋の接点を作り、上京後の楽しい生活を送れるようにしたいなと思う。

私はその後、大学2年生でデビューしてしまい、様々な人にご迷惑をおかけした。
そんな生活でなく、上京後、安定して充実した生活がおくれるようにしてあげたいな。

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2014年6月24日火曜日

ローソン新浪さん、サントリーHDの社長に

今日サントリーHD社長の発表がありびっくりしました。

佐治氏の社長退任は自らも公言するところでしたが、次はサントリーインターナショナルの社長の鳥井さんがされると社内でも噂でしたが、一発サプライズもあるようなことも聞いていたが、それが新浪さんとはとにかくびっくりです。

新浪さんとは前職の時に、何度かミーティングでお会いしていたが、前職へのアドバイスも的確で、自らの強い意志を持たれ、かつ論客な方です。サントリーさんって、社員の方がものすごく論客なので、創業家以外からって考えれば新浪さんほど強烈な個性がないとだめだし、そのような方って確かに、考え付くのは私の(数少ないですが)、知る限り、新浪さん除くともう一人しかいらっしゃらない。

鳥井さんはサントリーの成長の柱であるサントリーインターナショナルの上場・社長就任後間もなく、全社的な成長のためにも集中した方がいいだろうし(いずれはHDに戻られるのでしょうが、まだまだ時間がおありになるし)、HDは新浪さんが引き継ぐ。 すごいクリエイティブな人事アイデアですね。 感動します!

私も20世紀からお世話になっていて、その企業が、P&Gのような世界的な消費財メーカーになることを夢見るのはとても楽しいです。 社内は熱湯から蒸気のように熱くなりそうですが。。。

このニュースのおかげで、今朝からワクワクしています。

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魂は細部に宿る

今日は午前中を使って、ウェブデザイナーから上がってきた案をベースに自分なりに納得するようにコメントを整理して送付し終えた。

社員の人からは細かいことに口出して、しかも、年寄でセンスもないのに。。。とかと非難されることは覚悟でやっています。 若干冷や冷やしていますが。

ただ、私は前職時代、Web Optimizationの仕事を私の部下の人たちがやっているのを勉強させてもらいましたが、その時のことが頭に残っています。 デザイナーが作ったファンシーなHPよりも、より機能的で直接的なデザインの方が売り上げが圧倒的によくなる。ということが。

その時に、感じたのは、デザインは当然ファンシーであることも重要だが、しかし、まず、機能的にシンプルでなければならない。 機能がシンプルが必要条件で、美しいのはその次だと思いました。

ですから、私は機能つまりユーザー目線にフォーカスしてHPをレビューしました。 今回は私は今までのような中途半端なかかわりでなく、私がすべての結果責任を負う気持ちで仕上げていきたいなと思います。

会社の全てに対して魂を込め、愛着がもてる状態にすれば自ずと成長できることを信じて。


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2014年6月23日月曜日

小規模ベンチャーが業界を変える一つの方策

不動産業界って、やっとホットな業界になってきた。

ネット推進でも薬に続き、重要事項説明という対面で行わなくてはいけないものが、賃貸部門だけはネットでできるようになりそうだ。そうすると賃貸はネットで完結することになりそうだ。
そうすると、ヤフー、楽天、グーグル、ソニーなどがさらに力を注いできそうだ。

小規模ベンチャーを持つ私としては危機感があると同時にとても楽しみだ。 今までの不動産の主役であった、大手不動産企業、ホームズやスーモなどのポータルなどこそが、規制緩和による脅威にさらされる。 脅威を感じると既得権益が継続的に得られることが不安になり、「変化」しようとする。

例えば、ユーザーのネット活用の仕方を見てみる。

実はユーザーは、ヤフーやグーグルなどの検索サイト、ポータル、不動産会社のHP、営業マンや店長のブログやFBなどをばらばらでなく、部屋を借りたり、売買のプロセスとしてすべてを見ている。 ポータルで探して、すぐ不動産屋に電話するという時代ではなくなっていて、消費者の情報を吟味する質は高くなっている。

そうすると、たとえば、すべてを統合するソリューションを売り出したらどうだろうか? 上記のそれぞれのプレーヤーは大きいので、チャネルコンフリクトを発生させる上記の統合ソリューションは中々開発できない。

そこが、ベンチャー企業としては大きなねらい目かもしれない。 それぞれのベストソリューションを組み合わせ、統合し、業界に新たな付加価値を提供できるかもしれない。 ベンチャー企業こそできるような業界変革のチャンスがあるので面白い。

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2014年6月21日土曜日

GoogleのSkybox買収

グーグルの創業者の近著を読んだときに、これ、起業家の本なのって少々の違和感を感じ、Futurist的視点を持った国家形態や政治色の強い書物だなと思ったことを覚えています。ただ、読んだときには起業家を研究していたので、さっと読み飛ばしていました。

また、Gゼロの世界に中にあり、かつ、国家の財政にひっ迫するようになるときに、現在の国家の機能全てをもたずに、機能解体されて、その機能の一部が超グローバル企業に肩代りされていくことは(すごいリスクを感じるが)当然の流れのように感じます

今回のグーグルのSkyboxの買収は地球の画像情報の精度や頻度を上げる以上の意味を持つといわれています。国防省が民間に許容する解像度の制限を引き下げたことでより精度が上がりますし、資金力のあるグーグルだと衛星をどんどん飛ばすことができます。

すると、石油の備蓄情報、農作物の状況、内紛や戦争の状況などが誰よりも早く把握できるようになります。 ユダヤ系資本が情報スピードにより富を築き上げたこと(もすごいが)レベルを超えた富の創出の可能性ができます。

今までグーグルが培った最高の整理力・分析力に最高の情報収集力が組み合わされることになり、先ほどの金融的なことを超えるような超国家的存在が視野に入ったような気がします。
彼らの行動規範に「Do not be evil」という言葉があるようで、邪悪な方向にさえ走らなければ、最高に夢のある企業であることは確かだし、いい方向に進んでほしいなと思います。

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2014年6月20日金曜日

日本がんばれ!フォーカスした必勝パターンを繰り返せ

ワールドカップで日本はギリシャと戦い引き分けた。
勝たないとGL突破が難しいのでぜひ買って欲しかった。
日本のチーム以前より実力がついてきたなと思う。
ただ、ザック監督はもっとスピードが必要だという。

この言葉を聞いて、技術には勝ってビジネスに負ける日本企業を思い出すし、
高学歴のビジネスマンがもっともっと勉強して知識や経験を蓄えたい というのも思い出す。
イマイチなのは総花的になっていてフォーカスできていないことだ。

たぶん正解は本田選手の答えに近いのだろう。
ゴールをするためのアイデアが足りないというのが彼の意見だ。ただ、アイデアを練習の中で繰り返し練習する。
それを強化試合とかで適用してみて、成功体験を積む。 何にでも、そのような必勝パターンが必要だ。
日本のチームは一生懸命そのような練習をやっているに違いない。ただ、色々なことをやりすぎなのだ。 この必勝パターンにかけるというものにフォーカスする。ものすごく単純で不安になるが、とにかくフォーカスする。

実力はある。ただ、成功パターンの仮説を持ち、フォーカスしそれを不安なく集中できるそういうメンタリティーが必要になるのだろう。 この不安に打ち勝つのがとても難しいのですが。。。

北澤さんは選手時代はチャライイメージがあったが、素晴らしい解説をしていたように私には思えた。

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2014年6月19日木曜日

ユーザーエクスペリエンスイニシアティブの立ち上げ

賃貸コンシェルジュハウスのサイトでFB会員登録ができるように指示していて、今日完了したと連絡をもらった。

そこで、FB会員登録をしてみたら、愕然とした。
ユーザーの方の立場になった時の会員登録やログイン後の使いやすさなど1年程度まったく改善していなかった。 せっせと広告費を増額し、集客を増やしてきたのにこれでは。。。お客様に本当にご迷惑をおかけして申し訳ないなと思いました。

ユーザーエクスペリエンスの担当者をアサインし、私が直轄で元アクセンチュアの方にサポートをいただきながら、全面見直したいと思います。
ユーザーエクスペリエンスを徹底的に見直してくれといったのは1年前、なぜ変わってなかったのか社長に聞いたら、ユーザーエクスペリエンスという意味がわからなかったようだ。英語をすぐ使っちゃうのは悪い癖だなぁ。でも、聞いてくれればいいのになぁ。

明日の週次ミーティングでユーザーエクスペリエンスの検討のフレームワークをシェアするための資料を今作っています。 昔と比べると腕が鈍っていますが。。。

元は投資のみで考えていたのが、現在週次ミーティング、これから様々なイニシアティブの主導など参画がどんどん増えてきた。 元アクセンチュアの方の支援もどんどん増えてきてしまっている。
意地でもうまくやりたい。 みんなに助けてもらいながら踏ん張り時の今を乗り切りたいな。

ご迷惑をおかけしますが、お客様に満足していただけるようなサイトにしますので、よろしくご支援お願いします。

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2014年6月17日火曜日

Unlearningの価値と難しさ

自分の事業に関して、アンラーニングの課題にぶつかっています。
アンラーニングとは「学んだことをはぎ取って、ゼロベースで考え直すこと」をいうと思いますが、これは意外と難しいです。

私は経営コンサルタントの価値は現場を知りすぎていない、つまりアンラーニング状態であり続けたことが成功の秘訣だと思っていました。
しかし、現在のように、私の会社が投資した企業を黒字化し、成長路線に載せるために維持になってやってると、いつの間にか、顧客視点とかゼロベースで業界を見直すとかがやりにくくなっています。

夢中でやってきたために、ある一定の成果が出て、サステナブルである状態が作れ増した。つまり、現在の従業員の方の雇用を長期の間、確保できる基盤はできました。

次の成長について、2020年までの成長戦略は立てましたが、ただ、ビジネスというのは細かなお客様のニーズにどう着実に応えていくかという地道な努力と誠意が必要になってきます。
しかし、1年程度同じ事業にかかわっていると、色々なことが前提となり積み重ねられ、何が顧客ニーズかがだんだんわからなくなってきます。
その戦略の実現のために、アンラーニングをし、まっさらな状態から徹底的に顧客志向になり、私の会社の顧客体験(User Experience)を磨きに磨きたいと思います。

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2014年6月14日土曜日

ありのままに(Let it go)

「アナ雪」の歌詞をじっくり聞いてみました。素晴らしい歌詞だと思います。

自分の生きたいように生きればいいのです。企業の戦略も自分のやりたいように描けばいいのです。

私は経営コンサルであることで一つの違和感をずっと持ち続けていました。 経営コンサルはものすごく分析的・論理的であることを期待されるからです。 自分のあるがまま、感じるがままに意見を言うことは期待されていないからです。

私は経営コンサルタントは若いうちはリサーチ力、分析力、表現の形式的やり方を学べるのでとてもキャリア形成上いいと思います。しかし、コンサルタントのシニアレベルになると、自分がありのままに発言することができず、創造性もなくなる人が多いです。

それが証拠に、若いうちに他に転職した人は驚くほど成功しています。ただ、長くいすぎた人はほとんどうまくいかない。。。

なぜありのままに考え、生きていいかは主に2つの理由があると思っています。

1つめは、人ってなぜ生きているか? 人って生まれては死んでいきます。せっかく作ったもののいつかなくなります。何のために神は人を作ったのでしょうか? 私は神は原理原則に生きていますが、人を創造することでより豊富な経験値を蓄積したいのではと思っています。(別に特定の宗教を信じているわけではありません)。
ということは、我々の思考や言動は「何が正しいか」ではなく、「何が自分らしいのか」に価値があるわけで、「自分らしく生きる」ことが期待されていると考えるからです。

2つめは、世の中ってあまりに多次元で複雑すぎて、そのままは理解できません。 そんな複雑な多次元を「丸ごと」理解しようとするより、自分なりの切り口で世の中を切ってその断面で理解してもいいのではないかと思います。断面で理解し、単純化してりかいしないと、世の中ってあまりに複雑すぎ、何も行動に移せません。
この断面で切るっていうのは、人によっては「都合のいいことしか見ない」と非難する人もいます。
しかし、たとえば、世の中を上を向いてあるくとチリひとつない青い空と美しい建築物、可愛い小鳥がさえずっています。一方で、下を向いて歩くとごみがおちていたり、清掃が行き届かない汚い路地があったり色々と見えてきます。 同じ人生だから、上を向いてあるけばいいのではないかと思います。

私のもっとみんなが、ありのままに生きていいのではないかと思います。そうすれば、思いっきり吹っ切れると思います。歌詞のように。。。

Let it go, let it go
Turn away and slam the door
I don't care
what they're going to say
Let the storm rage on.
The cold never bothered me anyway

もういいの、ありのまま
背を向けてドアを思いっきり閉めて
気にしないの
彼らが何を言おうと
嵐よ吹き荒れなさい
とにかくもう気にしないの

It's funny how some distance
Makes everything seem small
And the fears that once controlled me
Can't get to me at all

笑っちゃうわね 少しの距離が
全てを小さく見せてくれるなんて
私を抑えていた恐怖も
もう苦しめることはないの

It's time to see what I can do
To test the limits and break through
No right, no wrong, no rules for me,
I'm free!

今がその時 私の力を知り
限界を試して それを超えるの
正しいことも、間違ったことも、ルールもないわ 私は自由よ!


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戦略的意思(Strategic Intent)というものの重要さ

今日昼間テレビを見ていると民主党の松原議員が出ていました。 安倍首相と海江田さんとの党首討論の問題や民主党が50余りの議席をてこにいかに野党をまとめているかなど話しまくっていました。

ただ、面白くない。 まじめな人なんだなとは思いますが。

まず、党首討論について、安倍首相は海江田さんの質問にまともに応えないと文句を言っていましたた。確かに安倍さんの少し馬鹿にしたような態度は考えさせる分もあります。 しかし、実は、海江田さんが安倍さんと「討論」をするに値しない思考の持ち主だということだと思います。

また、野党の取りまとめ役としての民主党として、党首同士、幹事長同士、会食しながら話しているという内容でした。 どう取りまとめようかというと、そういう議論を通じて、政策の共通項を見つけ出し、それで対抗するといっていました。

なぜ面白くないか? これは、経営戦略用語でいうと、「戦略的意図(Strategic Intent)」がないからだと思います。意図を持たないで討論などできないし、意図を持たないで、政策の共通項を探って提言しても日本をよくするようなAgendaにはならず、何らインパクトのない事項に対する起案となってしまうことが目に見えています。

みんな、安倍さんにある程度のリスクを感じながらも支持を続けているのは、「戦略的意図」が明確であるからだと思います。 リーダーとしては絶対に必要な(十分ではないですが)要素だと思います。 

その意図がうまくいくかどうかには不確実性が伴います。 また、その意図がうまくいくかどうかは背景やまわりの環境、時代によって異なります。
従って、そのために、リーダー個人の中に朝令暮改する柔軟性を持つことやシステムの中に柔軟性(=うまくいかなければやり直しできる)を組み込んでおくことが重要になります。安倍さんはかなり頑固な哲学をお持ちのようですが、キャラが明るいので朝令暮改することもできるように思います。

正しいと思ったことはやってみる、ただ、うまくいかなかったらすぐにやり直す。リスクを声高に掲げ、何もしないより、Strategic Intentを持ち、実行し、やり直す。そのような行動力のある人が増えれば世界は変わるだろうなぁ

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2014年6月13日金曜日

ウェブ制作って意外と面白い

私の保有する会社でウェブ制作もやっています。
私自身ウェブ制作はできる人がいくらでもいるし、付加価値が少ない仕事であり、あまりやる気がなかったのですが、今ではコア事業の一つに育っています。

何が面白いっかって、自社HPってほとんどビジネスに役立っていないんだと思いますが、やりようによってはものすごい集客効果や顧客をつなぎとめる効果があることがわかりました。

1つは業界ポータルとHPの連動性の大切さです。今、食べログとかでみて、そのまま予約入れる人もいますが、実際はレストランのHPを見て最終決定する人が多いようです。また、Sumoやホームズなどの不動産のサイトを見て、いくつか不動産会社をピックアップして連絡する不動産会社を考えるケースが増えているようです。

2つめは、HPはブログなどのソーシャルメディアとの連動の必要性が増したこと。ブログで人となりをチェックしてから連絡するなどの行動が増えてきているからです。

3つめは、HPもテンプレートがしっかりできてきたため、「一般的なきれいなHP」は増えていますが、これも、当たり前になって、店舗のコンセプトなど「主張のあるHP」が必要になってきています。

最後に、集客手段である、SEOやリスティング広告との連携もとても大切になっています。キーワードとHPのコンテンツが連動していないと上位には上がってきません。

我々の会社は不動産業界、飲食店業界、美容サロン業界などのテンプレートがあり、経験も積んでいるので、もしHPがない、あるいはあっても中々効果がないという場合はご連絡をいただければ幸いです。

また、ウェブ制作・デザイナーの募集もおこなっています。 どなたかご紹介いただけないでしょうか?私が責任をもって面倒を見させていただきます。

医者の不養生で自社サイトが中々アップデートできていませんが、我々の作品例の一部が以下のサイトの左下にあります。
http://aq-w.net/

私のメールアドレスは以下の通りです。
kaonet1963@gmail.com

よろしくお願いします!

営業しなくてもいい経営コンサルタント

FBで「売れっ子経営コンサルタントになるためには」という宣伝をよく見かけます。

私は24年間外資系経営コンサルティング会社で経営コンサルタントをやってきましたが、最後の10年程度は50%は組織マネジメントに時間を使っていましたが。。。

私はいわゆる営業はほとんどしたことがないですし、年末年始の年賀状や挨拶もかなりいい加減なものでした。私にはずっと長くお付き合いしていただけるクライアントがいていただいて、私の空きをチェックしながらお仕事をくれる場合が多かったのです。

私の営業手法は2つです。
1.テレビ出演(数はそんな多くなかったですが)/本の出版→セミナー実施→顧客訪問→提案(私は私のチームのパートナー陣にゴールデンパスとして広めていました。)というもの。これは、自分のことを好いてくれるクライアントからお声がかかるので、とても気持ちよく仕事ができます。また、テレビや本が出発点だと「先生」って感じで見ていただけて、相互信頼関係が築きやすい。

2つめは、仕事をする中で、全社的な課題を理解したり、どうなりたいかの夢を理解して、10年くらいの変革プランを描いて、クライアントの企業の様々な方に、話まくる。 飲み会の席なんかでも私が、クライアントを10年でこんな風になったら魅力的ではないですかみたいなことをくどく話していました。

あと1点は営業ではないのでしょうが、与えられたプロジェクト(特に最初のプロジェクト)は絶対に成功させる。成功というのは企業価値を生み出すこと。成功したプロジェクトでは、プロジェクトメンバーがどんどん出世することになりますので、10年もやっていると、役員クラスの方の多くが昔のプロジェクトメンバーという例が数多くあります。

ですので、あまり小細工を研究して、「売れっ子コンサル」になろうとするよりも、しっかりと一つ一ついい仕事をして、それを集大成して本を出す、セミナーで話す。いいプロジェクトをしたら、しっかりと大きな成果を生み出す。

仕事で学んだことを「蓄積」する、クライアントとの信頼を「蓄積」する。 日々を大切に「蓄積」することこそ重要な気がします。

こんな簡単なことが秘訣なのではないかと思います。

リーダーになろうとする人の品格


私は昨年少しなんでもやりすぎたので、今年はフォーカスしようとしています。
投資した企業を1社1社しっかりと経営をレビューし、利益率を高め、長期的に大きく育つための計画と実行を行っています。

私の関わっている人で少し悩みがあります。一人は私の会社の関連会社の経営をやってもらっていますが、FBでヤンキーのような写真をプロフィールに出しています。私としてはやめてほしいのですが、プライベートなことなので言うか言わまいか迷っています。ただ、私は最近人とあってわかるのですが、皆さん、HP、FB、ブログなどは事前に見ているようなので、事業に悪影響がないか心配です。

もう一人は、私は自社には経営コンサルを抱えずに経営コンサルをプロジェクトベースで募集して仕事をやっています。その中で、コンサルとしてのスキルや業界の知識はすごくあるのですが、普段の発言やFB,ブログなどの発言が過激や品のない発言をするのでご一緒することを見送っています。

もう一人は、私が一部投資をしている会社の社長ですが、利益がまったく上がらず、株価もどんどん落ちているのに、ブログの創作や高額の社費でダボス会議に参加したりしている人もいます。すごく頭のいい人ですが、もっと経営に参加してほしいなと思います。

リーダーであるためには「品のあること」と「刺激的であること」の両立が求められるということです。
これは本当に難し事です。

私自身の経験でいえば、私は大阪出身(正確には兵庫)で、吉本新喜劇の大ファンで過激な発言で笑いをとることをしていました。 しかし、大学で東京に出てきたときに、少し上品になり、外資系コンサル会社に勤務し、どんどん昇進していくとさらに上品になりました。お話しする人が大勢になり、傷つけたり、不公平だったり、コンプライアンス上問題であったりすることを極力抑制するためです。ただ、一方、上品な発言をしていると、「刺激」がなくなります。講演で話していても、「俺、面白くなくなったな」と感じたものです。

ただ、もしかしたらそれは言い訳かもしれないなと思います。 どんどん現場から遠ざかり、みんなと「共感する」能力がなくなったり、日々の課題から離れて「創造力」がなくなってきたのかもしれないと今思っています。 「必要は発明の母」であり、日々の課題を解決する中で創造力を付け、人に刺激を与えることができるのだと思います。 ダボス会議の社長ももっと日々の課題を解決してもっともっと刺激的になってほしいなと思っています。

これらは他人事でなく、私自身もコンプライアンス的正しさは維持しながら、より現場でしっかり仕事をしながら、共感力、創造力を身に着け、刺激的にならないといけないなと思っています。

ということで、宣伝させてください。
部屋生活:お部屋生活を楽しくするサイト
 http://heyaseikatsu.com/
賃貸コンシェルジュハウス-好きな人と一緒にお部屋探しをするサイト
https://cc-house.jp/

2014年6月11日水曜日

提携のお話

私の会社もまだまだ小規模でありながら、ありがたいことに数多くの提携のお話をいただくようになりました。 

私はコンサル時代にクライアントの提携やM&Aを数多く行ったり、見たりしてきたが、提携は特に、難しい。 私はM&Aの案件はすべて成功したと思うが、提携はあまりうまくいっていない。お互いが依存関係になり成果を生めず、途中たち切れというパターンが多いように見受けられる。

私は提携がうまくいくには3つ必要だと思う。
1つは、双方で実現したい「夢」の共有
2つめは、それぞれのバリューチェーンが補完関係にあること
3つめは、早期に効果の出る具体的ケースが見つけられること

6月中にお話をいただいているいくつかの企業の方とお話をさせていただき、
あせらずに着実にどう大きく育てていくかを考えていこうと思う。

安定的な短期的な収益基盤ができ、2020年までの大きな絵が描けた。
ただ、夢が大きいので、私の会社一社で実現するよりも、提携が必須のように思う。
いい出会いに感謝したい。

2014年6月8日日曜日

アクセンチュア仲間と「部屋生活」というメディアを立ち上げ

6月1日にアクセンチュアの仲間と「部屋生活」というメディアを立ち上げました。

編集長は元アクセンチュア戦略グループの方が担当してくれていて、技術的指導や集客指導は様々なデジタルメディアを立ち上げ、ECのコンサルをやっている元アクセンチュアの方が担当していただいています。
記事は、「賃貸コンシェルジュハウス」という賃貸不動産サイトに所属してくれている100名あまりの不動産営業マン・ウーマンの方が寄稿してくれています。

引越しは2年に1回の契約切れぎりぎりになって慌ててお部屋を決めることが多いと思いますが、記事をお読みいただき、じっくりと「もっといい部屋ないかな?」と考えてもらって、ベストな部屋を選択していただきたいなと思ってメディアを運営してくれています。

アクセンチュアの人が大勢社会で活躍してくれているので、本当に頼りになります。

「部屋生活」をご一読いただければ幸いです。
 http://heyaseikatsu.com/

2014年6月5日木曜日

ネット不動産セミナー開催

本日、弊社株式会社カオネットの関連会社の株式会社エーキューで「ネット不動産セミナー」を開催しました。新経営陣に変わり、1年たちセミナーを再開しました。

私はこのセミナーを今後どうよりいいものにするかにフォーカスするために、話はせず、講師の方の話を聞いていました。内容の濃い素晴らしいセミナーだったように思う。
構成は
1人目は、元私の前職のシニアマネジャーで最近、エーキューの経営改革を手伝ってくれている方だ。「不動産のネットと業界再編の潮流」で不動産業界はネット活用の遅れた業界であるが、様々なニッチプレーヤーがネットを活用した不動産ビジネスを始めている。また、不動産屋のIT化もパッケージソフトが出始めて、ゆっくりと進んでいる。今後はデファクトが現れ、一気にIT化が進み、バリューチェーンの変革が起きるだろう。 また、どう業界変革が起こるかだが、ネット・ITが効率化を促進する時代から、消費者と供給者(不動産屋)との関係性の深化やインパクトのあるマーケティングにもっともっと使われるだろうし、アメリカ型不動産流通に近いものへと進化していくだろう。

2人目はゲストスピーカーで現在、不動産店舗で日本一の反響(賃貸者からの問い合わせ)をとっている中堅不動産会社の賃貸部門のトップの方にお話をいただいた。 素晴らしい内容の講演だった。彼は学生時代から不動産屋でバイトし、数十店舗を立ち上げてきたというものすごい経験の持ち主だ。ネットと経営管理と人材育成をそれぞれを強化し、それぞれの連携を強化することが成功の秘訣だという。 彼の成功は、多くの不動産屋がネットを専門家に任せている中、ネットを軸に経営を見直す点が要因だろう。 私が多くの専門性が必要な領域(たとえばM&A)を経営者が専門家任せにしていて失敗しているが、成功者はM&Aを経営者の最大の課題の一つとしてとらえることだと常々感じており、彼は優れた経営者だなと感動した。
また、新たな課題として、反響によりあつまる新規顧客だけでなく、固定客比率を増やすことを経営課題と意識していて、だからこそ、とても満足度の高いサービスが提供できているのだなと思う。

ちなみに、彼は忙しい合間をみつけて、弊社のコンシェルジュもしていただいている。彼に問い合わせがある場合、成約率は8割という驚異的な数字を残している。この秘密がわかった気がした。(なかなか、真似はできませんが。。。)

3人目は弊社の社長からで、ほとんどの不動産屋が使っているポータル(スーモなど)と自社HP、ブログ等のSNS、検索エンジンをどう有機的に連動して高い集客を生み、高い成約率を生むかという話をした。 ネット不動産の成功事例を詳細に説明した。 弊社の製品、不動産企業向けパッケージソフト、マーケットポータルの賃貸コンシェルジュハウスの機能説明も行った。

リスナーの方からも内容の濃いセミナーだったと評価をいただき、商談もいくつか進むことになりました。今後、もっと進化しより、ためになるセミナーにしていきたいと思いました。

もし、次回のセミナーに参加希望される方は私にご連絡ください。
Kaonet1963@gmail.com



2014年5月1日木曜日

勝ち企業が大きく変わる

日本がいよいよデフレからインフレに切り替わり、人余りから人不足へと変わりつつある。
それに伴い、今までとこれからでは企業の勝つ要素が変わる。

1つは人を引き付けるかどうかがカギになる。
前職のコンサルティング業界のような専門職では常識だったが、それが、一般職でも起こってきたように思う。

ある今まで快進撃を続けてきた牛丼家チェーンが人が集まらないから、すき焼き鍋を出せなかったり、閉店や出店できないケースが出ている。 

同じ牛丼チェーンでも、吉野家は今まで競合に負けていたように思う。しかし、吉野家は多くの外国人を使いながらも高いモチベーションを維持しているように感じる。外国人の女性が日本人を指導している姿なども頻繁に目にする。社長が牛丼のバイトから始め、吉野家の牛丼を愛し、こだわっていることが、このように求心力を生むように思う。
吉野家は今まで経営的にうまくいってきたとは言えないが、今後、期待したい。

かつて、環境経営が財務インパクトとは関係のないCSR的なものであったのが、事業に本当に必要なものに変化したように、「人を引き付ける」ことが利益に直結するようになる。



2014年4月21日月曜日

自らの命を犠牲にできる教育

韓国船沈没の事故はとてつもなく痛ましい事故だ。
無責任な船長、船員の間違った対応や不誠実な対応、韓国政府の不手際や海外支援の受け入れの拒否などが責められている。

船長、船員が逃げたことに関して、みんなが非難しているが、もし、世界のほとんどの人がもし彼らの立場に立った時、自分の命を犠牲にし、乗客優先の対応を取れるのであればとても素晴らしい国なんだろうなと思う。今の世の中の風潮を見ていると、マジョリティがあるべき行動をとれるか疑問がある。

今、倫理教育がどのようになされているのかわからないが、
我々が小中学の頃は「上になればなるほど、自己犠牲が必要になる(=ノブリスオブリージュ)」という教育が学校、家庭でまるで洗脳をするかのように頻繁に行われたように思う。私自身も放っておくとどんどんこのような感覚が希薄になるように感じる。

「職業に貴賤はない」という意識もとても重要なのではないか?船長のみならず、教員、公務員の変な事件が多い。昔はプライドを持っていたのに、報酬が貴賤を決めるような風潮があり、プライドがなくなったために、自己犠牲、彼らの場合は自己欲求の抑制ができなくなっているように思う。

私は日本も第二の韓国船長が出てきそうな予感がする。再度、ノブリスオブリージュと職業に貴賤がないという意識を自らも徹底し、周りにも広めていければと思う。

2014年4月5日土曜日

会社はZero Gravity(無重力)でない

私がある程度関与している会社があるが、まさに、落ちかけている感じがする。
組織とは上に持ち上げる力がなく、何もしないとどんどん落ちていくものだなというものを実感として久々に感じる。

会社の財務が厳しくなり、オーナーは従業員のキャリアや雇用より自らの資産リスクをいかに最小化することに忙殺される。すると社員は疑心暗鬼に陥り、モチベーションが低下し、「病欠」が増加する、確かに風邪をひいている人がやたら多かった。 そのうち社内の「悪口・不平・不満」が始まるのかもしれない。典型的な落下現象だ。

会社って、トップが社会にどう貢献するか、どう成長するか楽しく明るいビジョンを明確に持ち、伝え続けないとすぐにこの会社のようになってしまう。 また、会社はどのように社員の市場価値を向上させようとしているのかも伝える必要がある。
常に上向きの力を与え続けないと重力が働いていて落ちるのが自然の理である。 Zero Gravityをイメージしていると企業経営は誤る。

トップに私からのアドバイスを提示したが、どうなるかだ。
私がその会社にできることは権限がないので、市場価値を高める方法を私なりに伝えることぐらいかと思っています。

私を振り返ってみると、私の会社の社員に上向きの力をくわえているかな。色々な夢を実現してくれってプレッシャーをかけすぎて、逆噴射してなければいいが。。。

2014年4月4日金曜日

3月末の決算

3月末の決算を締めることができました。

投資事業が黒字、
経営コンサルティング事業があまり大きくないが黒字
不動産事業が若干の赤字

でトータルでは黒字になりました。
退職後1年間は体力の回復、精神のリフレッシュを主題にやってきた割には
順調な立ち上がりだったと思っています。 これも周りの方が素晴らしい機会を提供してくれたり、一緒に仕事してくれるメンバーが一生懸命(わたしがかなり追い込んでいるからかもしれないと悩んでもいますが)働いてくれるおかげなので、感謝感謝です。

今期は大分体力が回復してきたので、そろそろ本格的に活動する気になってきました。

まずは、私の本来の強みである(はずの)経営コンサルティング事業を強化します。
チャレンジは完全成功報酬型でやることと、ソーシャルメディアを中心につながっているプロフェッショナルの方にオープンに参画していただくコンサルにしたいと思っています。
それにより、クライアントやプロフェッショナルの方双方に経済的なメリット、自分のやりたいことをできるキャリアを提供できるようにしたいと思っています。
また、我々が付加価値を提供できるパートナー企業様とも積極的に提携を行い、多くの機会を獲得していきます。

不動産事業は現在賃貸コンシェルジュハウスをやっていますが、不動産業界向けシステムソリューションパッケージを開発したので、情報システム構築及びマーケティング支援事業を強化していきたいと思っています。 賃貸コンシェルジュハウスは様々なお客様のフィードバックを受け、5月にまた大きくリニューアルを行います。また、事業性が検証できコンシェルジュ様への提供価値も明確になったため、有料化を行い、収益性をもっと上げていきます。

また、不動産向けメディアを立ち上げます。まずは賃貸の顧客に特化したものを作り上げます。ユーザーがプロである寄稿者にすぐにコンタクトが取れるまったく新しいメディアにチャレンジしたいと思っています。

投資事業は倶楽部ビリオンを立ち上げます。富裕層の方が集まれる場を創り、様々な投資を学び、議論する。一人では中々踏み切れない投資もみんなで議論しながらやっていけば成功確率が高まると期待しています。
不動産の投資家(オーナー)様の物件を我々の持つ不動産営業ネットワークを使って「速決め」できる事業を立ち上げます。日本の空き家問題、空き家に悩むオーナーの課題を解決していきたいと思っています。

で、売上利益とも倍増できたらいいなと思っています。
もし、何か興味があることがあったり、ビジネスアイデアとかあればおしえてください。

2014年2月10日月曜日

今日の経営者-訪問介護の企業

最近注目している会社に訪問介護の会社がある。

社長はまだ40代で元看護師だ。
昔、精神病棟の担当だったらしく、
精神疾患患者を主に訪問介護サービスをやっている会社です。

患者のためにもなり、その企業の成長性、収益性の面でも素晴らしい会社だと思います。
今、自宅に住みながら、介護を受ける訪問介護が広がらないのは、自宅で生死の危機になった時に、医師の協力体制がないと大変なことになり、そのリスクを取れないからという問題があります。

しかし、精神疾患の場合は体は健康な確率が高く、生死の問題になる緊急性の高い医療があまり必要でないことから、訪問介護のスタートにはとてもいい切り口になる。
かつ、要介護者の三分の一は精神疾患であり、市場もとてつもなく大きい。

精神疾患=対応が難しいという常識を覆したビジネスモデルだと思います。

精神疾患を抱えた老人の方の事故がたびたび放映されるようになったが、それらを解決する有効な会社だと思います。

ペット保険

今日はペット保険の会社の経営者の方とお会いした。

私は人間の保険なら高額医療があるので、存在意義がわかるが、ペット保険については高額な医療もないのに、なぜ普及するのかということが疑問だった。

ペット保険は経済合理性だけでなく、基本的にペットを人間と同じように扱ってあげたいという気持ちが飼い主の方にあるようだ。だから、人間の健康保険書のカードのようなものがあり、人間と同じように感じるようにしている。

従って、人間の保険は価格競争に陥っている感があるが、ペット保険は価格以外の付加価値に訴求できるチャンスがあるようだ。 そこで、その会社は病院のレセプト、電子カルテの情報、自社で動物病院をはじめ、病院の情報だけでなく、診療に関する情報も顧客に提供することも検討中のようだ。詳しくは会社の決算説明用資料にあります。

面白いことに、人間で個人情報の問題などでできなかったことを、ペットで実現するというペットの医療システムが人間のそれを変えることがおこりそうだ。

ペット大好き人間で人の医療システムに疑問を持つ私にとって、爽快な話だった。

2014年1月5日日曜日

辺野古の問題

私はこの問題についてあまりに素人でまったく的外れなのかもしないが、あまりに今回の決着は我慢できない。

普天間基地の辺野古への移設について、なんとも不自然な決着の仕方だ。仲井真知事も「素晴らしい提案」といったのは国家権力への皮肉なのではないだろうか?

そもそも、辺野古の海を埋め立てるとどれだけの生物が犠牲になるのだろう。普天間基地は危険だが、何人の人が実際なくなったのだろう。米軍の何人かの罪はあるが、これは別の解決の仕方があるように思う。これだけの生物の命を犠牲にしなくても。

もう、自然は無限大ではなく、自然を犠牲にするのではなく、限りある自然のなかで、人間を含めた最大の生物が最大の幸福を実現できるように物事を意思決定しなくてはいけないのではないでしょうか?

私は革新的なアイデアが出ない限り、普天間の危険をできるだけ取り除き、現状を続けざるを得ないように思う。