2014年6月14日土曜日

戦略的意思(Strategic Intent)というものの重要さ

今日昼間テレビを見ていると民主党の松原議員が出ていました。 安倍首相と海江田さんとの党首討論の問題や民主党が50余りの議席をてこにいかに野党をまとめているかなど話しまくっていました。

ただ、面白くない。 まじめな人なんだなとは思いますが。

まず、党首討論について、安倍首相は海江田さんの質問にまともに応えないと文句を言っていましたた。確かに安倍さんの少し馬鹿にしたような態度は考えさせる分もあります。 しかし、実は、海江田さんが安倍さんと「討論」をするに値しない思考の持ち主だということだと思います。

また、野党の取りまとめ役としての民主党として、党首同士、幹事長同士、会食しながら話しているという内容でした。 どう取りまとめようかというと、そういう議論を通じて、政策の共通項を見つけ出し、それで対抗するといっていました。

なぜ面白くないか? これは、経営戦略用語でいうと、「戦略的意図(Strategic Intent)」がないからだと思います。意図を持たないで討論などできないし、意図を持たないで、政策の共通項を探って提言しても日本をよくするようなAgendaにはならず、何らインパクトのない事項に対する起案となってしまうことが目に見えています。

みんな、安倍さんにある程度のリスクを感じながらも支持を続けているのは、「戦略的意図」が明確であるからだと思います。 リーダーとしては絶対に必要な(十分ではないですが)要素だと思います。 

その意図がうまくいくかどうかには不確実性が伴います。 また、その意図がうまくいくかどうかは背景やまわりの環境、時代によって異なります。
従って、そのために、リーダー個人の中に朝令暮改する柔軟性を持つことやシステムの中に柔軟性(=うまくいかなければやり直しできる)を組み込んでおくことが重要になります。安倍さんはかなり頑固な哲学をお持ちのようですが、キャラが明るいので朝令暮改することもできるように思います。

正しいと思ったことはやってみる、ただ、うまくいかなかったらすぐにやり直す。リスクを声高に掲げ、何もしないより、Strategic Intentを持ち、実行し、やり直す。そのような行動力のある人が増えれば世界は変わるだろうなぁ

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