2013年8月25日日曜日

キャリア-「ターボ型」の投資銀行か「大リーグ養成ギブス型」コンサルタントか?

最近お手伝いさせていただいている仕事は上場企業に投資してそれらのバリューアップを図るという性質であり、お会いする経営者の数がものすごく増えてきた。投資銀行とコンサルティングをミックスしたような事業だ。

驚くのが、30代前後の担当者が経営者の方々とととても仲良く打ち解けて、ざっくばらんに企業の方向性などの仮説をぶつけていることだ。これらの経験を積み重ねていけば、現在若い担当者は将来的に立派な投資家や経営者になる姿が容易に想像できる。

経営コンサルタントはそれとは違い、徐々にお会いするレベルの方が上がっていく。 新入社員の方は課長、コンサルタントで部長、マネジャーで取締役、パートナーで常務・専務といった形でスピードこそ異なるが投資銀行に比べればゆっくりと変化していく。
コンサルタントは自分の能力・経験が競争力を作り上げるが、インベスターにはそれ以外に、お金という「ターボエンジン」がある。 経営コンサルタントはお金をいただきながら、提案を聞いていただくというように、「大リーグ養成ギブス」をはめているようなものだと思う。

投資銀行でのキャリアは「もし、謙虚さを維持できれば」とても素晴らしいキャリアになるように思う。元来、超ストイックで「大リーグ養成ギブス」的なものが好きな一方で、すぐに調子にのりやすい私には経営コンサルタントという職業はとてもあっていたと思うが。

または、コンサルタントで基礎技術を身に着け、投資家へ転身というのも素晴らしいキャリアのように思う。コンサルタントと投資家がもっと交わり、一緒に仕事をし、お互いの良さを生かせれば、大きく経済界が変わるのではないかと思う。



2013年8月24日土曜日

日本の中小企業にはエキサイティングな社長が一杯

私の尊敬する知り合いに誘われて始めた新しい仕事がとても面白くなってきた。

上場中小企業(といっても、時価総額が1000億前後でカテゴリーの名称は失礼な名称のような気がするが)にお金とアイデアを支援して企業価値を向上し、株式市場を通して、我々も利益をいただくというビジネスだ。

我々が魅力的だと思う会社に投資させていただき、経営者の方とミーティングを重ね、我々および我々の知り合いの優秀なプロフェッショナルや経営者、学者の方のアイデアを考慮して、企業戦略に反映させていただくことを行うという仕事だ。

お会いする中小企業の経営者の方の能力やエネルギー、夢の素晴らしさには驚くばかりだ。 魅力的な会社を選ばせていただいているからでもあるだろうが。

1990年代の私のコンサルティング業の主なクライアントは中小企業でしたが、あの当時からすると、日本の産業界は素晴らしい進化をしているように思う。今後の日本はとても楽しみだ。

この仕事を通じて、我々の投資する上場企業の中から世界レベルの企業をいくつ支援できるかとても楽しみだ。