2017年2月8日水曜日

久々に楽しかった私塾

前職のやめる前に1回きりで様々な所属の若手マネジャーに集まってもらう私塾をやりましたが、昨日はその人たちと久々に飲み会をやりました。

みんながどんどん立派になるのを感じうれしかったのとやっぱり前職はいい会社だなと思いました。

私が今やろうとしていることを2枚物の紙で説明して、色々と貴重な意見をもらうことができました。

最近の推薦教科書は何か?という質問がありまして、いっぱい読んでもらいたい本がありその場で適切にこたえられなかったのですが、3月立上げの新サービスである「タレントマグネット」の名前をもらった「マルチプライヤー」という本はマネジャーを数年経験した人にとって最適な教科書かと思っています。 チームメンバーの能力をマルチプルするリーダーになるために書かれた本です。

また、新入社員が昔とはけた違いに入ってきて、研修がより重要になってきているという話がありました。その中で、私は「コラボ型価値創造メソッド」(メソッドって言っても日々更新中ですが)を作っていて、エンジニア×価値創造力で報酬がアップするという話をしたのですが、「なぜ?」という質問が出ました。

それに対して、酔っぱらっていたせいもあり明確に答えなかったのですが、エンジニアは基本的に顧客ニーズを聞いてしっかり実現することがミッションになっていますが、エンジニアが価値創造力を持っていれば、より大きな価値が訴求でき、その分投資額も多くなります。投資額が多いと売り上げも増え、報酬があがるという簡単な理由です。

この考えの背景にはガートナーさんのデータが参考になります。日米のビジネスサービスの市場調査です。 ビジネスコンサルティング(一般的に付加価値を創造するものといえる)は米国は日本の約22倍お金を使っています。一方、SIは米国は日本の2倍です。GDPが約3倍ですから、GDPで調整するとビジネスコンサルティングは1/7であり、SIは1.5倍使っていることになります。
このデータは日本では、SIの多くが大きな価値創造に結びついていないことの証左になるのではないでしょうか?

皆とてもいいアドバイスをくれました。今後とも彼らにアドバイスをもらいながら、いいサービスを作り上げていきたいと思いました。

2017年2月6日月曜日

就職先の選び方ー「高い報酬をもらえるところ」から「最高の価値を提供できる場」

弊社は転職サービスも始めましたので、様々な皆さんの転職機会に同席することが増えてきました。

私自身長く社会人生活を行い、「こんな視点で就職や転職を考えたらよかった」と思うことを書いてみようと思います。

今回は報酬の考え方を変えてみたらと思います。
若いうちは「報酬をどこが高くだしてくれるんだろう?」って考えがちです。この考え方って、まだ、終身雇用が当たり前だった時にはマシな考え方だと思います。

今の私が若ければ「どこの会社の「場」を使えば、自分の強みを活かした最大の価値を生み出せるのだろう」と考えることをしたかったと思います。
これは「報酬は自分の創造した価値の一定の割合をいただく」という考え方です。

前者のように、「報酬を払ってもらう」感覚だと上司の評価が間に入るわけで、よくわからないことに関心を払わなくてはいけないです。 「創造した価値の一定割合をもらう」という発想だと、目指すものは価値創造なのでひたすら自分の能力の上達にフォーカスできます。

コンサルタントの人もお客さんから選ばれることを目指すのではなく、自分の能力を使ったらどのクライアントの場を使えば最大の価値が創造できるのかを考え、クライアントを選ぶという考え方がいいのではないかと思います。

株価が短期的にはIRの仕方などで短期的には影響を受けますが、長期的には利益成長に収斂すると同じように、人も価値創造がどれくらいできるかに長期的には収斂するように見えます。

このような考え方が結果として、クライアントや自分の所属する企業のためにもなると思います。