2014年4月21日月曜日

自らの命を犠牲にできる教育

韓国船沈没の事故はとてつもなく痛ましい事故だ。
無責任な船長、船員の間違った対応や不誠実な対応、韓国政府の不手際や海外支援の受け入れの拒否などが責められている。

船長、船員が逃げたことに関して、みんなが非難しているが、もし、世界のほとんどの人がもし彼らの立場に立った時、自分の命を犠牲にし、乗客優先の対応を取れるのであればとても素晴らしい国なんだろうなと思う。今の世の中の風潮を見ていると、マジョリティがあるべき行動をとれるか疑問がある。

今、倫理教育がどのようになされているのかわからないが、
我々が小中学の頃は「上になればなるほど、自己犠牲が必要になる(=ノブリスオブリージュ)」という教育が学校、家庭でまるで洗脳をするかのように頻繁に行われたように思う。私自身も放っておくとどんどんこのような感覚が希薄になるように感じる。

「職業に貴賤はない」という意識もとても重要なのではないか?船長のみならず、教員、公務員の変な事件が多い。昔はプライドを持っていたのに、報酬が貴賤を決めるような風潮があり、プライドがなくなったために、自己犠牲、彼らの場合は自己欲求の抑制ができなくなっているように思う。

私は日本も第二の韓国船長が出てきそうな予感がする。再度、ノブリスオブリージュと職業に貴賤がないという意識を自らも徹底し、周りにも広めていければと思う。

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