2014年2月10日月曜日

今日の経営者-訪問介護の企業

最近注目している会社に訪問介護の会社がある。

社長はまだ40代で元看護師だ。
昔、精神病棟の担当だったらしく、
精神疾患患者を主に訪問介護サービスをやっている会社です。

患者のためにもなり、その企業の成長性、収益性の面でも素晴らしい会社だと思います。
今、自宅に住みながら、介護を受ける訪問介護が広がらないのは、自宅で生死の危機になった時に、医師の協力体制がないと大変なことになり、そのリスクを取れないからという問題があります。

しかし、精神疾患の場合は体は健康な確率が高く、生死の問題になる緊急性の高い医療があまり必要でないことから、訪問介護のスタートにはとてもいい切り口になる。
かつ、要介護者の三分の一は精神疾患であり、市場もとてつもなく大きい。

精神疾患=対応が難しいという常識を覆したビジネスモデルだと思います。

精神疾患を抱えた老人の方の事故がたびたび放映されるようになったが、それらを解決する有効な会社だと思います。

ペット保険

今日はペット保険の会社の経営者の方とお会いした。

私は人間の保険なら高額医療があるので、存在意義がわかるが、ペット保険については高額な医療もないのに、なぜ普及するのかということが疑問だった。

ペット保険は経済合理性だけでなく、基本的にペットを人間と同じように扱ってあげたいという気持ちが飼い主の方にあるようだ。だから、人間の健康保険書のカードのようなものがあり、人間と同じように感じるようにしている。

従って、人間の保険は価格競争に陥っている感があるが、ペット保険は価格以外の付加価値に訴求できるチャンスがあるようだ。 そこで、その会社は病院のレセプト、電子カルテの情報、自社で動物病院をはじめ、病院の情報だけでなく、診療に関する情報も顧客に提供することも検討中のようだ。詳しくは会社の決算説明用資料にあります。

面白いことに、人間で個人情報の問題などでできなかったことを、ペットで実現するというペットの医療システムが人間のそれを変えることがおこりそうだ。

ペット大好き人間で人の医療システムに疑問を持つ私にとって、爽快な話だった。