2014年5月1日木曜日

勝ち企業が大きく変わる

日本がいよいよデフレからインフレに切り替わり、人余りから人不足へと変わりつつある。
それに伴い、今までとこれからでは企業の勝つ要素が変わる。

1つは人を引き付けるかどうかがカギになる。
前職のコンサルティング業界のような専門職では常識だったが、それが、一般職でも起こってきたように思う。

ある今まで快進撃を続けてきた牛丼家チェーンが人が集まらないから、すき焼き鍋を出せなかったり、閉店や出店できないケースが出ている。 

同じ牛丼チェーンでも、吉野家は今まで競合に負けていたように思う。しかし、吉野家は多くの外国人を使いながらも高いモチベーションを維持しているように感じる。外国人の女性が日本人を指導している姿なども頻繁に目にする。社長が牛丼のバイトから始め、吉野家の牛丼を愛し、こだわっていることが、このように求心力を生むように思う。
吉野家は今まで経営的にうまくいってきたとは言えないが、今後、期待したい。

かつて、環境経営が財務インパクトとは関係のないCSR的なものであったのが、事業に本当に必要なものに変化したように、「人を引き付ける」ことが利益に直結するようになる。