2013年10月18日金曜日

ファミレス業界の激変に思うこと

最近ファミレス業界のランキングを見たら、一位はガスト、二位がサイゼリアとなっていた。私がファミレスに行っていた20代前半ではファミレスといえばデニーズ、ロイヤルホスト、すかいらーくとジョナサンくらいだった。

大きな様変わりだ。私の知る限りガストは既存ファミレスの低価格バージョンとしての新業態で成功するかが懐疑的にみられていた。サイゼリアはなんちゃってイタリアンだといわれていた。

ここで話した焼き肉チェーンもそうだが、サイゼリアの経営者とお話しする機会があり、びっくりしたのが、100円のグラスワインがあり、銀座店はチルド(冷凍でなく限りなく生に近い保存方法)のエスカルゴがおいてあるようだ。ワインもかなり品質がいいようだ。

高級からある程度の品質の低価格サプライヤーが隆盛を極め、ものすごく効率的にオペレーションを行うことで高級品が低価格で出せる店に進化している。 来週は絶対に銀座のサイゼリアに行こうと思っている。

紳士服業界にも参考になりそうだ。 外食=高価格だったものをファミレスが出てきて、誰でもいけるものにした。さらに低価格プレーヤーが出てきて業界を席巻し、今度をそのオペレーションの優秀性をてこに高級品に手をつける。 青山や青木、はるやまなども1970年代、高価なスーツをみんなが手に入るようになったという意味でとても革新的だった。今、さらに、2プライスなどの業態が伸びてきている。今度は彼らがオペレーションエクセレンシーを活かし、スケールメリットを生かした高品質なものを適正価格で提供できる業態に進化しそうだ。

低価格サプライヤーであることはビジネス上とても大切な戦略だと思う。お金がなくてもぜいたくができる世の中でいい世の中だなと心から思う。

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