2016年9月8日木曜日

醜形恐怖症

年齢の話の第二弾

中年男性の整形が流行っているようですね。

私は昔、様々な分野の病院の先生(皮膚科、脳外科、精神科等々)とメーキャップアーティストが一体となり、醜形恐怖症の人たちを直していくというサービスを立ち上げたことがあります。

自分で欠点を発見し、だから自分は醜いし嫌われているんだというような病気です。

例えば、一人の50歳の男性が来て、「私は頭が大きいため結婚できない。だから頭を小さくしてほしい」という相談だ。 そこには著名な脳外科の先生も参加いただき、頭を小さくすることは可能なようだ。  しかし、客観的に見て結婚できないのはそういうコンプレックスを持ち、暗くなっていることが原因であり、頭の大きさに関係がないのは他人からみると自明なのに。。。

また、そこまで深刻でなくても、自分は「くさい」と思い込むもの。人がたまたま自分を避けたのを見て自分が臭いからだと思ってしまい、自分はくさいからみんな自分をさけるんだという思考回路になってしまう。そういう人はものすごく清潔にして、いい匂いがするのだが、自分は臭いと思い続けている。

美容整形の番組に男の人がでてたのですが、醜形恐怖症の人と美容整形のお客さんってほぼ同じなのかなと感じました。
美容整形でなく、自らの誤解を解くことが本当の解決法なのに、気の毒になってしまいました。

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