2013年9月16日月曜日

「組織は内部から腐る」-どう対応するか?

今、私がコンサルしている会社の一つが組織問題を抱えている

私が前職の戦略グループのヘッドになったとき、離職率は4割という組織崩壊の危機にあったことを思い出す。
私はその前の数年間ヘルスケアのヘッドをやっていたために、戦略グループの活動から遠ざかっていたため、現象だけみると、レベルの低い組織に成り下がったかなと思い、立て直すのは難しいかとおもった。

まぁ組織のレベル感をチェックしようと、できるだけ多くの人と話す機会を持った。すると、みんな個々人では才能もあるし、人柄もいいことがわかった。 個々はいいのに、組織となると険悪になるのはどういうことか。

原因は2つ。
1つは前のリーダーが対立の構造を作っていた。戦略グループと非戦略グループ、ピュアストラテジー派とオペレーションストラテジー派、新卒組と中途、リーダーの派閥とそれ以外などなど。
2つめは組織が100名になり、100名限界説などというまことしやかな定説を信じ、成長をあきらめたこと。

そこで、1つは、私は組織に「愛」の重要性を説いた。私が就任した当初はパートナーミーティングは醜い言い争いばかりだった。そこで、私が議長になり、少しでも攻撃的な発言をする人に対し、「その言葉は「愛」に基づいているのか」と問い正し、言い直してもらうようにした。また、いくら注意をしてもネガティブなエネルギーを放ち続ける人がいる。そのような人は自分の価値を宣伝するのがうまく、彼を失うことは戦力ダウンのように思い躊躇するケースが多いが、思い切ってやめていただく覚悟でいた方がいい。
2つは、私は、成長目標を明確にした。5年で倍にすることだ。そのためには、戦略グループでないメンバーとの連携、オペレーションストラテジーとピュアストラテジーが統合する、中途と新卒が融合する多様性の融合やチームワークが成長のドライバーだということを明確にした。

私の言いたいのは、組織は内部から腐るものだが、成長目標(目を外部に向けること)、内部は愛を持つことというシンプルなことで組織のエネルギーを目標達成に向けることができると信じている



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