コンサルをしていてもったいないなと思うのが、コンサルにほとんど丸投げする会社が多いことです。 多くの企業が初めはプロジェクトに社内人材を投入するつもりではありますが、実際は現業があるため、ほとんどコンサルに丸投げという状況になってしまっています。
私が20年以上お付き合いしている会社は、経営企画本部自体が基本はプロジェクト実施組織になり、様々な部門や事業のコンサルを少量のコンサルを活用しながら、基本自らが変革を行う体制を構築しています。
私が驚いたのは数千億円の欧州企業を買収した時、CSOとしてアサインしたのが、経営企画部門のマネジャーでした。その彼が見事にCSOとしての役割を実践し、ポストMAを成功させました。
それさかのぼること15年前、私はそのクライアントと初めてプロジェクトを行ったのですが、初めから我々のスタッフは最低限パートナー、マネジャー、スタッフ2名で色々なプロジェクトを行いましたが、その他多くはクライアントサイドの方でした。パートタイムの仕事に慣れるまではフルタイムでのアサインをしていました。
彼らが今や経営幹部になり、コンサルティング会社より厳しく教育し、巨大な精鋭集団ができあがっています。
こんな感じで、コンサルを使えば、いい品質の変革が、低コストでしかも強い社員のオーナーシップを基に進めることができます。
そういう使い方をしていただけるよう、がんばっていきたいと思います。
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